月報 [2024/02]

2月29日という文字列を見て意外に思ったのですが、今年は閏年なのですね。 3月の締め切りが1日分延びた感じがして、なんだかお得な気分です。

閏年にかこつけてちょっと4年前のことを思い出していたのですが、なんというかあの頃の自分は自分だけで手一杯という感じで、周りのことが全然見えていなかったという反省があります。 それと比べて今は、大人になったというのはまだ全然な気がしますが、まあ諸々マシになったとは言えると思います。

そういえば、考え方の変化という点で言うと、だいたい2020年の秋を境にして自分の中で非連続的な変化があったような気がしているんですよね。 非連続的というのは、喩えるならOSの大型アップデートみたいな感じで、それ以前の自分と今の自分が同じ枠組みでものを考える人間だとは思えないということです。 要因はよくわからない(そして記憶も薄れている)のですが、たぶんその頃は人間関係のごたごたなどにより精神的にぐらついていて、それで内向的な思考が進み、それと同時に色々な機会で新しい考え方や思想が流入してきて...という流れだったのではと推測します。 思えば、当該時期より前の知り合いとはほぼ会わなくなってしまいましたし(申し訳ない)、趣味も割と変わったので、内面以外の観点からしてもそこに断絶がありますね。 その頃の知り合いが今の私を見たらどう思うのか、ちょっと気になるところがあります。 案外印象は変わってなかったりするのかもしれません。

さて、そろそろ懐古はやめて現在の話に移りたいと思います。 今月もなんだかんだ毎週何かしら作業せねばならず(原稿、修論中間発表などなど)、春休みとは言いつつあんまり学期中と変わらない生活をしていました。 まあ楽かと言われたらそうではないですが、逆にいえば研究に関して継続的に何かやること・やりたいことがあるというのは良いことなのかもしれないですね。 今の研究テーマは確か去年の夏頃に手をつけ始めたもので、もう半年以上経つのだなという感慨があります。 最近は修論に向けて話を展開していくためのアイデアを模索していて、また博士課程に向けた研究計画もそろそろ考え始めないといけないので、視野を広くして精進していきたいところです。

あと、ここぐらいしか書くところがないので書かせてもらいたいのですが、今月VRChatで会ったフィリピン人の人とたまたまタガログ語の話になり、語順などの話から発展して、最終的には関係節構文まで教えてもらいました。 本人も無意識で使っていて構造までは考えていないような文を共同で分析していくのは、パズルゲームみたいな感じでとても面白かったです。

試行錯誤の過程

綴り以外はほぼ調べていないので間違っているかもしれないですが、例えば以下のようにグロスと対訳が与えられることが判明しました。

  • [ang kinain ko na mansana] ay masarap.
  • DET.DEF eat-PST(?) 1s.NOM REL apple TOP delicious.
  • "The apple that I ate was delicious."

ちなみに"ang kinain ko ay ..."のようにして名詞と関係代名詞を省略しても良いらしく、その場合は"what I ate"のような意味になるみたいです。 また、主題化を伴わない場合はVSOが基本の語順らしく、"masarap ang kinain ko na mansana"も可能らしいです。

最後に、今月作業用BGMとしてお世話になったものをおいておきます。ではまた来月。

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